寺山観音寺の一面に広がる秋海棠を見ていると、季節はいつのまにか秋になっているのですね。そういえば、秋の気配がここ数日でぐっと深まってきた感じがします。赤い楼門や苔むした石灯篭や石橋などを背景に秋海棠のピンクの花が鮮やかに映えています。歴史のある静かで落ち着いた空間に、水鏡から反射した本殿軒先の光模様や山門を屋根代わりにして駐車してある赤い車の写真には微笑ましさも感じます。それに、逃げる事をしない、あの猫。コメントに「2年ぶり3回目の撮影」とあったので、2018年と2015年に撮影した写真もあらためて見てみました。人を恐れず堂々とした態度にくわえて、明らかに猫の恰幅はよくなっていると思いました。でも、こうして数年ぶりに再会できる「なじみの相手」がいる、というのはいいもんですね。